運のいい人の法則とは、いったい何か、最終回。

運のいい人は不運を幸福に変える事ができる。

ポイント1 運のいい人は不運のプラス面を見ている。

運の悪い人は架空のシナリオに書かれた不運が自分に起こった場合、苦しくて、悲しいことしか目に入らない。運のいい人は常に明るいところを見て、もっと悪い結果になったかもしれない、それだけで済んでよかった、と考える。そうすれば気持ちが軽くなり、自然に自分の幸福な人生はまだ続くと思えるのだ。

ポイント2 運のいい人は不運な出来事も長い目で見れば最高の結果になると信じている。

ポイント3 運のいい人は不運にこだわらない。

ジョナサンの瞑想。

瞑想をすると人生をより広い目で見つめられる。心のスイッチが切り替わって、落ち着いていく。穏やかな気分で目を開けると、それまでと違う見方ができるんだ。自分には状況を変えられないと気づいたら、悩んでも無駄だと思える。何か行動を起こして状況を変えられるなら、それをすればいい。自分にできる事がなければ、例えば車を運転していて、渋滞につかまったら、そのことは忘れて気持ちを鎮めれば良い。基本的に私は悪いことをサッと忘れる才能がある。もともと、塞ぎ込む性格ではない。大抵はなんとかして自分の望みをかなえるけれども、それができないときは一旦寝て、次の朝に考えてみる。「何もできないんだから、考えても仕方ない」と自分に言い聞かせるんだ。朝になれば、新しい一日が始まる。

不運な出来事を忘れて、幸福について考えようとする。

ポイント4 運のいい人は、積極的に行動して将来の不運を避ける。

不運な状況に対し、はるかに前向きに取り組もうとする。

失敗は教訓を学んで成長する機会だ、と語る。

ジョナサンの話。

祖父はドイツ人で「苦労しろ。結果は必ずついてくる。」というのが口癖だった。私も自分の子供たちに、決して諦めるな、と言い聞かせている。辛くてもきっと実現するから、とね。祖父のモットーが染み付いているのだろう。たとえ可能性が1%でも、大抵あきらめない。私はとても柔軟な考え方もできる。いわゆるクリエイティブな人間ではなく、音楽や芸術の才能はない。でも、意識してさまざまな方向から考える様にしている。難題に直面するとうれしくなって、普通とは違う方法で解決しようと努力する。正攻法がいいとは限らないからね。

運のいい人は、私の様な普通の人からは考えにくい、モノの捉え方をしている様です。そんなにポジティブに考えられるかなー、て思います。でも、ポジティブ。

さて、ワイズリー博士は、最後にこうまとめます。

私はたくさんの実験を行い、数百人にインタビューし、数えきれないほどのアンケートを集計した。そして、ついに幸福の秘密を突き止めた。運は魔法の力でも、神様からの贈り物でもない。そうでなく、心の持ち様なのだ。どの様に捉え、どの様に振る舞うかなのだ。

運が良い、悪い、は心の持ち様だ、という結論に達しました。だから、誰にも運が良くなる可能性があります。もちろん、悪くなる方も、ね。

この本は、運の良い人を分析して、運のいい人の行動や考え方を強化するメソッドも書いています。関心のある方は、ご一読されると良いと思います。

この後の人生も、良い心がけを。

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