本日は、手塚治虫先生の命日とのことです。合掌。
さて、誰もが知っていて、誰も知らない、鉄腕アトム。
第一巻も読んでみましたが、サーカスに売られるくだりがないので、ちょっと違うみたいです。もう少し探します。
「アトムの最後」はありました。別冊に載っていました。
漫画の筋は中々複雑です。読まれる方のために、大筋だけ、載せてみます。
未来の地球。そこでは、すでにロボットが、中心です。「放射能や公害で人は、ぐーんと少なく」なり、ひとり立ちができなくなったのです。
人間は、ロボットに育てられ、さらには、「戦い好きの人間」は、好戦的に育てられ、人間同士が戦う競技会に出さされます。人間の殺し合いをロボットは、楽しく見るのです。
このような中で、丈夫という人間の男の子は隣人のジュリーと愛し合います。大人に成長した丈夫は人殺しの競技会に送られます。彼の両親は、ロボットだったのです。
丈夫はジュリーと逃走しますが、途中、ロボット博物館で、アトムを復活させます。アトムは人間を助けるためのロボットである、と思い出したのです。アトムに助けを求めます。
アトムは、丈夫に、「お互いを愛し合っているんですか、それはどんなことがあっても変わらないんですね。」と念押しをします。丈夫は「変わるものか!」と言います。
その後、アトムは追手のロボットと激しく戦い、大きな爆発が描かれています。
丈夫とジュリーは、衝撃的なラストを迎えます。
手塚先生は、何を言いたかったのでしょうか。
「放射能や公害で、人間の数がぐーんと減り、」と人間の危険な未来を予想されています。
また、アトムはこう呟きます。
「人間とロボットは本当に信頼しあっていなかったのかもしれない。」
ジュリーは「人間とロボットが愛し合ってもいいじゃないの。」と叫びます。
このアトムの最後で描かれていることは、今の人間が、人間自らの過去の行いにより、将来、自分で自分の首を絞めていることになる、そんなメッセージなのかな、と感じます。
良い子の味方、鉄腕アトムが最後は意味深な終わり方をしているので、ちょっと、ショックでした。関心があれば、お読みください。
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